昨日のブログの続きでCMSに至るウェブ業界の歴史を軽く振り返ってみました。では、CMSはいつ誕生したのでしょうか?CMSはまず商用製品として1990年中頃には存在していました(それが何かはまだ調べてません)。その後、CMSという言葉が2005年頃に一般化すると多種多様なCMSが現れました。その後、市場の断片化や機能の細分化が進み、現在に至っています。幾つか例を挙げると、商用の世界で有名な Movable Type (Sixapart社)やフリーでは WordPress、Joomla、後弊社が採用しています Drupal、WikiPediaで使われている MediaWiki、国産ではSNSパッケージの OpenPNE(手嶋屋)があります。弊社では、idebutを開発いたしました。
次に、少しCMSの機能について説明します。
殆どのCMSに備えている機能としては、コンテンツの編集・投稿が特別なソフトを使わずにInternet Explorerのようなブラウザから行えるようになっていることがあると思います。編集は普段ワープロソフトを使っている感覚で、難しいHTMLタグを使わずに編集できるようになっているのが殆どです。これを「ウィジウィグ」と呼んでいます。
コンテンツには、一般公開する内容のものとドラフト(制作途中)のものがあると思います。ただ、ブラウザ上で編集して公開してしまうようなCMSの場合、公開したくないコンテンツをどうすれば良いか困ります。そのため、ドラフトのコンテンツをある特定のユーザにしか公開しないという技術が必要になるのです。この他に、複数のドラフトを管理する「リビジョン機能」や「復元機能」というものが付いているものもあります。また、公開をクリック一つでできるので、コーポレートニュースのような重要なコンテンツの公開も、実際に公開するページの内容を責任者が、実際に確認した後に自身の手で公開することもできます。今までは業者やIT部門がやっていた公開作業が楽にできるというメリットもあります。
これも大体のCMSが備えているのですが、コメントやトラックバックといったコミュニケーション機能です。ブログの普及とともにこの機能がクローズアップされることになりました。単にコンテンツを発表するだけでなく、読者からのレスポンスを得る事ができるようになりました。掲示板やチャットとは違い、自分の発表した記事に対する反応を瞬時に得ることができると同時に有用な外部リンクを得る方法としても利用されました。さらに電子メールのような使い勝手のプライベートメッセージやチャットというものもあります。コミュニケーション機能は、会社のポートフォリオサイトにはあまり使われていませんが、ブログでは殆どのサイトで利用されています。
それ以外にも、自動で画像のサイズを変更してくれる機能や検索機能とそれぞれのCMS独自の拡張がされていますが、いずれの機能も”コンテンツをいかに見せるか”に注力しています。また、ほぼ全てのCMSは全てのデザインとコンテンツを切り離して管理できるようになっており、既に作成したコンテンツを活かしつつ、新しいデザイン・イメージを作るということも容易になっています。
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ここまで、CMSについて大まかに説明してきました。こういった内容はCMSの導入を検討していらっしゃる方なら誰でも知っていることです。
最後に、私自身がCMSに魅力を感じているのは、「一度入力したコンテンツを、再利用して新しいコンテンツを作る」という点です。これはAjaxやWeb2.0時代にはやったマッシュアップ的な考えだと思います。ウェブ用に作ったコンテンツをFlashサイトに利用したり、携帯サイトにしたりできることです。これを念頭に置いてCMSを導入してみると、全然戦略が違ってくると思うんです。「増えすぎたコンテンツをまとめる」っていうだけでなく、その一歩先まで見据えてCMSを使うことを強くお奨めします。
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