Drupal をまるまる1年じっくり使いサービスを提供してみると、色々と弱点も見えてきます。ここのブログでは、弊社でサービスを提供しているのだから強みを中心に説明していくところなんでしょうが、やっぱりあまり過大評価しすぎるのもどうかと思うので客観的に評価してみることにしました。
悩ましい点は、やはり日本の携帯サイトへの対応の難しさでしょうか。海外では自動変換サービス等でDrupal から直接変換してくれるモジュールがあったりしますが、日本国内の「独自仕様向け」には使えません。Pdathemeなる自動テーマ変換ツールを使って簡単な携帯サイトを構築しましたが、ちょっと満足いくできにはいっていません。もっと細かいことをすると、やはり他の国産に比べるとコストがかかりそうです。
殆どがテーマで解決するのですが、今度はログインセッションをCookieでしか扱っていないので、日本の携帯電話で使われている UserAgentや個体識別番号でセッションを維持する仕組みを作らなくてはなりません(たぶん、それ程難しい拡張では無いけど・・・)。
今年の研究テーマになりそうですね。
Drupalは、全世界で使われていますが、主な言語は「英語」です。スペイン語やドイツ語のインタフェイスは比較的すぐに作られますが、「日本語」はまだまだ少ないです。なので、英語が苦手な人にはとっつきにくいかもしれませんね。
同じオープンソースのWordpressに比べると日本語情報が充実していないように思います。Joomla、Zen-Cartを使った時もそうでしたが、日本ではこの手のCMS関連の情報は本家で英語で得るのが一番っていう状況なようです。
特に、ヨーロッパ語圏と日本語圏の発想の違いか、提案したお客様からはよく「mixiみたいなGUIが欲しい」っていわれるとつらいです。mixiのインタフェイスは日本ではデファクトスタンダードなので、致し方ないってところですが、毎回ちょっと軽いショックを受けます。意外と多いですよ、そういう依頼がくるのは・・・
特にDrupalだけでなく、phpBB等のフォーラム形式もよくお客様から使い方が分からないと言われました。やっぱり、日本だと2chを代表する「掲示板」形式が一般的なので取っつきにくいのかもしれませんね。
Drupal最大の特徴であり、強みであるサードパーティ・モジュールですが、これにも困った事があります。ある程度の基準や設定・コードの記述の仕方まで決まっているのですが、インストール方法から設定が作者でバラバラなんです。それと、使い方があまり詳しく記載されていなかったり、デモが無いものが多いです。最終的にはコードを解析して、使い方を習得しているんですが、少々効率が悪いです。
と、まだまだ改善していきたい部分はありますが、CMSとしては非常に強力で、沢山の可能性を秘めていると信じています。
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